食育講座(穀類編)「Foods How?」

一般受講料:23,100円

特別受講料:20,900円

講座コードJ02

受講期間6ヶ月

難易度初級レベル

食事の主食、穀類の良さを深く学べる講座です!

人間は穀類を主として食べる雑食動物だと、ご存知でしたか?

「食育」とは、私たち一人ひとりが、健康でバランスのとれた食生活に必要なことがらをきちんと理解し、その考えを周りの人々に伝えていくことです。

32本ある人の永久歯の20本は、「臼歯」と呼ばれ、主に穀類をすりつぶす役割を担っています。このように、人間は本来、穀類を主に食べる雑食動物です。しかし、現代の食生活は人間本来の機能と大きくかけ離れており、それが増加し続ける生活習慣病の一因にもなっています。

また、穀類を中心とする農業も、衰退しており、食生活と同様に農業についても考えていかなければなりません。

本講座である「食育講座(穀類編)」では、米や麦と栄養豊富な雑穀、豆類ついて、その機能や食べ方の基本、選び方などを学習します。また、ミネラル豊富な古米を栽培する農家の取り組みや、意外と知られていない、米屋、豆屋、豆腐屋の仕事を学びながら、これからの日本の農業についても考えていきます。

日本の食文化の中心である、穀類。栄養も豊富で、健康な身体を作っていく上でも大切になってきます。さらに穀類は日本の農業も支えているのです。本講座で、日本古来より伝わる穀類について学びなおしてみてはいかがでしょうか?

学習目標

  • 穀類に関する栄養成分と機能、調理・保存法、メニュー創作を体験する。
  • 暮らしの根幹を支える「食」を見直し、体系的な理論と実践から「食文化」を学ぶ。

食育の関連講座

健康関連講座

教材構成

使用教材

  • テキスト1冊
  • 副読本1冊「たべるってたいせつだね」
  • レポート(提出回数4回)
  • 付録「玄米」

監修

  • 特定非営利活動法人 みんなの食育

カリキュラム

No. 主な項目
テキスト Chapter1 「知る」

  • 人は穀類を中心とする「雑食動物」
  • 腸の長さの違いには意味がある!
  • 失われゆく日本の食文化
  • 五穀の歴史をひも解こう!
    • 雑穀
  • 穀類ミニ図鑑
    • 雑穀
    • 木の実
  • 栄養たっぷり!穀類は天然のサプリメント!
  • 穀類に含まれる栄養成分

Chapter2 「食べる」

    調理のい・ろ・は

    • 米の選び方
    • 研ぎ方
    • 調理器具
    • 炊き方
    • 保管・保存法
    • 適正な箸と正しい使い方

    もっともっと穀類を!雑穀たっぷりクッキング

    • 雑穀入りおにぎり3種
    • 黒米と枝豆のご飯
    • 栗ご飯
    • ワイルドライスとビーンズのトマトチリソース煮
    • 高きびハンバーグ
    • ひえぎょうざ
    • 雑穀ペースト入り野菜カレールー
    • りんごとはと麦のケーキ、黒米のケーキ
    • 栗ぜんざい
    • 雑穀プディング

    一日の理想的な食事

    • 朝食
    • 昼食
    • 夕食
    • ハレの日の食べ物 お赤飯

Chapter3 「親しむ」

食べにいこう
増えてます!穀類が食べられるレストラン&カフェ
買ってみよう
手軽に買える雑穀商品
育ててみよう
ベランダでできる!手軽な穀類ガーデニング

  • 大豆
  • そば

やってみよう

  • 検証!玄米の生命力を調べてみよう 玄米の簡単発芽実験
  • 食べるだけじゃない!お米のパワーを暮らしに役立ててみよう

Chapter4 「聞く」

  • こんなふうに作っています -農場編
  • こんなふうに売っています -お米屋さん編
  • こんなふうに売っています -豆専門店編
  • こんなふうに作っています -豆腐工場編

Chapter5 「考える」
お米づくり現在

  • スタートから30年。「減反政策」は何を残したのか?
  • 日本の穀類の未来 国産の穀類が消える?

広がる「地産地消」の取り組み

  • 「地元の食材を食べる」ことの大切さ

「本来の食」に帰ろう、「マクロビオティック」という考え方
「日本の食」を守るため、私たち一人ひとりにできること

レポート
  • 1回目 「穀類の特徴を理解しよう」(Chaper1対応)
  • 2回目 「穀類のレシピを考えよう」(Chaper2対応)
  • 3回目 「お米の生命力を観察しよう」(Chaper3・4対応)
  • 4回目 「学んだ穀類の知識の伝え方を考えよう」(Chaper1~5対応)

受講者の声

女性

私自身が白米のご飯があまり好きではなく、小さい時からほとんど食べずに育ってきました。母は「ご飯はいいからおかずを食べなさい」という人でした。今はとんでもない食べ方をしてきたことを知って、白米をたべようとしましたが、なかなか食べられません。友人から雑穀入りご飯がおいしいよと聞いて試してみると本当においしくて、おかずがなくてもたくさん食べられます。
ミネラル・ビタミンも多いので、なんだか体の調子が良くなった気もします。
びっくりするほど冷え性だったのがものすごく良くなりました。毛糸の靴下を2~3枚はいていても氷のようにひんやりとして、夜も眠れなかったのに、今は冷えている感覚が特にありません。これだけでも生活が本当に楽になったと思います。これを冷え性の女性にすすめたいです

女性

毎日の主食としている穀類の重要性を改めて思い知った。最近は穀類の栄養を考えて、スーパーで「アマランサス」や「あわ」「ひえ」等を購入し、お米に入れて炊いている。
基本的に米は三食食べる方だが、栄養素のことも考えるようになり、食べること、料理することが楽しくなってきた。
今後は穀類を主食としておかず(主菜・副菜)とのバランスも考えて献立を考えていきたいと思う。

女性 主婦

炊きたてのご飯の格別です。おいしいご飯があれば副菜もおいしく食べられます。おいしいご飯を家族みんなでいただくこと、これこそが食育の基本だと思います。
将来を担う子どもたちや若い世代に、「食」、なかでも米飯の大切さを伝えていきたいと思います。

講座Q&A

Q:穀類について学ぶということは、実際にはどういうことですか。

本講座では穀類の歴史からはじまり、調理方法や理想的な食事、お米の育て方などについて学べます。

本講座を終了する頃には、穀類についての一通りの知識を手に入れ、今後の穀類について考えていくことのできる人になります。