生産管理シリーズ「工程管理」

一般受講料:15,400円

特別受講料:13,200円

講座コードI40

受講期間2ヶ月

難易度上級レベル

生産管理(工程管理)を行ううえで必要な仕事内容を網羅!

生産現場の中堅社員・リーダーのための実力養成講座!

工程管理のねらいは、品質・原価・納期のうちの納期に重点がおかれています。しかし、“納期の確保”といっても、工場の中ではこれを阻害する要因がいくつもあり、思うようにいかないのが事実です。

この講座は、これらの解決策として、工程に関する諸問題をあらゆる角度から論理的にとらえて説明してありますので、実際の生産の場で役立ちます。

『特級技能検定」のご案内

「特級技能検定」は、技能士の最上位に当たる国家資格です試験は、作業の遂行に必要な判断力と、知識の有無を判定することに主眼をおいています。

JTEXの生産管理シリーズ「工程管理」「作業管理」「品質管理」「原価管理」「安全衛生管理及び環境の保全」「作業指導」「設備管理」は、特級技能検定試験(共通7科目)の基準細目に沿って編集されており、本文から図表、例題、練習問題まで、過去に出題された問題を参考にして構成されています。これらをまとめて学習することによって、特級技能士(共通7科目)に必要な知識を身につけることができます。

その他の『生産管理シリーズ』

教材構成

使用教材

  • テキスト1冊
  • レポート(提出回数2回)

編集

  • 中浜 幸雄(元 神奈川大学 工学部)

カリキュラム

No. 主な項目
第1章 工程管理の考え方

  1. 生産活動と工程管理
    1. 需要の3要素
    2. 生産の4要素
      1. 生産主体(人)
      2. 生産対象(材料)
      3. 生産手段(機械・設備)
      4. 生産方法(仕事のやり方)
    3. 管理活動
    4. 生産性
  2. 生産活動の流れ
    1. 受注
    2. 生産指示
    3. 設計
    4. 資材手配
    5. 作業指示手配
    6. 作業
    7. 試験・検査
    8. 出荷

第2章 生産形態と生産方式

  1. 工場と生産形態
    1. 生産形態の分類
    2. 受注と生産の時期による区分
      1. 注文生産
      2. 見込み(仕込み)生産型
    3. 品種と生産量による区分
      1. 多種少量生産型
      2. 少種多量生産型
      3. 中量生産型
    4. 仕事の流し方による区分
      1. 個別生産方式
      2. 連続生産方式
      3. ロット生産方式
    5. 生産形態の関連性
  2. 生産形態をとりまく課題
    1. 注文生産と見込み生産の問題点
      1. 注文生産の場合
      2. 見込み生産の場合
    2. 品種・生産量と工作機械の自動化システム
    3. 流れ作業(flow operation)

第3章 工程管理の役割

  1. 工程管理の目標
    1. 工程管理の目標
      1. 納期(期限)の確保
      2. 納期(期間)の短縮
      3. 仕掛品を減らす
      4. 稼働率を上げる
      5. 原価を引下げる
    2. 工程管理の領域と役割
  2. 工程管理の機能
    1. 生産計画
    2. 生産統制
  3. エ程管理の組織
  4. 工程管理と他の管理との関係
    1. 第1次管理
    2. 第2次管理
    3. 管理機能
      1. 計画
      2. 統制
      3. 監査
  5. 工場の工程管理の特色
    1. 物の流れ
    2. 人の動き

第4章 生産計画

  1. 手順計画
    1. 手順計画で決定する主な事項
    2. 手順表のまとめ
      1. 機械・治工具・計測器
      2. 方法研究と標準時間
  2. 工数計画
    1. 工数計画の手順
    2. 負荷(仕事量)の算出
    3. 生産能力(人または機械の稼働時間)の算出
      1. 人的能力
      2. 機械能力
    4. 負荷と生産能力の比較妬
    5. 負荷と生産能力の調整
      1. 負荷=能力の場合
      2. 負荷>能力の場合
      3. 負荷<能力の場合
  3. 日程計画
    1. 計画期間の長短よりみた生産計画
      1. 大日程計画
      2. 中日程計画
      3. 小日程計画
    2. 日程計画
      1. 基準日程
      2. ガントチャート
      3. 流動数曲線
      4. パート(PERT)
  4. 資材計画
    1. 材料計画
    2. 材料計画表
2 第5章 生産統制

  1. 作業指示手配
    1. 作業準備
    2. 作業割当て(差立て)
    3. 作業指導
  2. 現品管理
    1. 現品管理の意義
    2. 移動票
    3. 入出庫票
      1. 入庫票
      2. 出庫票
    4. 仕掛り
  3. 進度管理
    1. 進度管理の必要性
      1. 生産量や納期などが変更される
      2. 品質上の不具合が発生する
      3. 設計・仕様などの変更がある
      4. 管理面に不備がある
    2. 進度管理の手順
    3. 進度状況の把握
      1. 過程的進度
      2. 数量的進度
    4. 日程計画と実績との比較
    5. 計画に対する遅れの対策
  4. 余力管理
    1. 余力管理の必要性
    2. 余力調査
      1. 手持量基準
      2. 進度基準
    3. 負荷率
    4. 稼働率
  5. 事後処理
    1. 後始末
    2. 不良品の処理
    3. 実績報告

第6章 資材の調達と在庫

  1. 資材の調達
    1. 資材調達の意義
    2. 在庫曲線
      1. 在庫曲線の意味
      2. 安全在庫量の必要性
    3. 発注方式
      1. 定量発注方式
      2. 定期発注方式
      3. 現品本位の簡便な管理法
  2. 在庫管理
    1. 在庫管理の意義
    2. 在庫品のABC管理
    3. 棚卸事務
      1. 棚卸の実施方法
      2. 棚卸に伴う処置
      3. 棚卸品の活動性による区分
    4. 現品の置き方
      1. 先入先出法
      2. 棚札の利用
  3. 外注管理
    1. 外注管理の目的
    2. 外注利用の理由
    3. 外注工場の指導・育成
  4. 運搬管理

第7章 工程管理の合理化

  1. 生産期間の短縮
    1. 生産組織の合理化
    2. 準備段階の迅速化
    3. 外注日程の短縮
    4. 在庫品の保有-常備品化
    5. 進度管理の強化-事故処理の迅速化
  2. MRPの採用
  3. 生産活動の同期化
    1. 同期化生産
    2. ジャストインタイム
      1. 平準化生産の実施
      2. 生産指示の徹底
      3. 乱れのない作業の流れ
    3. かんばん方式
  4. 原価の引下げ
    1. 操業度の向上-固定費の引下げ
    2. 個別工程の稼働率の向上
    3. 最適作業方法の選択-作業原価の引下げ