実践プラスチック射出成形

一般受講料: 25,300 円

特別受講料: 23,100 円

講座コード:P26

受講期間:4ヶ月

難易度:中級レベル

プラスチック射出成形に関する知識を手に入れる方法がここに!

プラスチック製品の90パーセントを作成している射出成形について学べる!

この講座は、プラスチック射出成形技術の実践講座として、現在広く使われている各種のプラスチック材料の解説より始まって、射出成形加工技術の実際、これに使用される金型の設計製作、また射出成形品の設計などにわたって、やさしく解説しています。

テキストは豊富な図面が描かれており、イメージしながら、学習することができるつくりになっています。また、万が一、わからないところがあっても、質問券を活用していただければ、きちんと理解することができます。

プラスチック射出成形技術や金型技術の最近の動向についても、できるだけ幅広く紹介して、受講者の方に、新しい時代感覚をもって頂くよう工夫してあります。プラスチック射出成形技術についての知識を深めたい方は本講座をご受講ください!

学習目標

  • プラスチック射出成形技術の基礎となる各種プラスチック材料についての概要と射出成形機の構造のあらまし、さらに、射出成形技術のバックボーンとなる射出成形用金型の設計について、その概要を習得し、現場成形技術者としての知識を得ます。
  • プラスチック成形品の設計、使用方法などについてもかなり高度の知識を得ることができます。

ここが講座のポイント

  • 難しい内容であっても、図解を駆使し、理解しやすい作りになっています。
  • 実務に活用できる高度な知識を身につけることができます。
  • 講座修了後も、仕事に活用することができるテキストです。

充実のサポート

  • レポート提出4回で、身についた知識の確認ができます!
  • わからない点は、質問券を使って講師に質問できます!
  • 最大8ヶ月、充実のサポートを受けることができます!

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教材構成

使用教材

  • テキスト2冊(上巻・下巻)
  • レポート(提出回数4回)

著者

  • 廣恵 章利(全日本プラスチック成形工業連合会)
  • 深沢 勇(深沢技術士事務所)

カリキュラム

No. 主な項目
1 第1章 射出成形用プラスチック材料

  1. プラスチック(Plastics)の化学
    1. プラスチックとは
    2. 高分子(High polymer)と低分子(Low molecule)
    3. 合成高分子の原料化学
    4. 重合反応(Polymerization)
    5. 分子量(Molecular weight)と重合度分布
    6. 結晶(Cristallite)と非晶(Amorphous)
  2. プラスチックの分類と特徴
    1. プラスチックの分類
    2. プラスチックの特徴
  3. 熱可塑性プラスチック(Thermo plastics)
    1. 汎用プラスチック
    2. エンジニアリングプラスチック・Engineering plastics(略称エンプラ)
  4. ポリマーアロイ(Polymer alloy)
    1. ポリマーアロイのあらまし
    2. プラスチックアロイ(Plastics alloy)
    3. 熱可塑性エラストマー(Thermoplasticelastmer)
  5. 複合材料(Polymer composite)
  6. 熱硬化性プラスチック(Thermosetting plastics)

第2章 射出成形法(1)

  1. プラスチック成形法のあらまし
  2. 熱可塑性プラスチックの射出成形
    1. 射出成形(Injection molding)とは
    2. 射出成形の作業工程
    3. 成形条件の設定と解析
    4. 成形材料の予備乾燥
    5. 成形材料のパージング
    6. 成形不良の原因とその対策
    7. 汎用プラスチックの成形法
    8. エンジニアリングプラスチックの成形法
2 第3章 射出成形法(2)

  1. 熱硬化性プラスチックの射出成形
    1. 熱硬化性プラスチックの射出成形のあらまし
    2. 成形条件と成形加工上の注意点
  2. 特殊な射出成形法
    1. 射出圧縮成形法
    2. 型内真空射出成形法
    3. ダブルモールド法
    4. アウトサート成形法
    5. インモールド成形法
    6. RIM成形法
    7. LIM成形法
    8. ガスアシスト成形法
  3. 成形品の仕上げ
    1. ゲート仕上げ
    2. つや出し
    3. バリ仕上げ
  4. 成形品の2次加工
    1. 機械加工
    2. 溶着(溶接)、接着および結合
    3. 塗装
    4. ホットスタンピング
    5. めっき
    6. 真空蒸着
    7. 印刷
  5. 成形品のあと処理
    1. アニーリング
    2. 調湿処理
  6. 成形品の寸法測定
    1. 成形収縮
    2. 寸法精度
    3. 測定値および測定方法
  7. 成形品の原価管理
    1. 成形品の重量計算
    2. 成形不良率および材料歩留り率の計算
    3. 工数見積りの方法

第4章 成形品の品質管理

  1. 品質管理の考え方
    1. 品質管理とは
    2. 品質
    3. 品質管理の活動
    4. 標準化
  2. 品質管理の技法
    1. 7つ道具のあらまし
    2. グラフ
    3. パレート図(Pareto Diagram)
    4. 特性要因図(Characteristic Diagram)
    5. チエツクシート(Check Sheet)
    6. ヒストグラム(Histogram)
    7. 散布図(Scatter Diagram)
    8. 管理図(Control chart)
  3. 品質管理用語
    1. 規格限界(Specification limit)
    2. 正規分布(Normal dlstribution)
    3. 抜取検査(Sampling inspection)
3 第5章 射出成形機

  1. 射出成形機のあらまし
    1. 射出成形機の構成
    2. 射出成形機の種類
  2. 射出装置
    1. 射出装置として必要な機能
    2. 射出装置の種類と特徴
    3. スクリュー式射出装置の構造
    4. ベント式射出装置
  3. 型締装置
    1. 型締装置の種類
    2. 直圧式型締装置
    3. トグル式型締装置
    4. トグル・直圧複合式型締装置
    5. 成形品突出し装置
  4. 駆動装置
    1. 油圧装置による駆動方式の特徴
    2. 油圧装置の主要機器
    3. 電動機による直接駆動
  5. 制御装置
    1. 成形サイクルの自動制御
    2. 定値制御
    3. プログラム制御
  6. 射出成形機の仕様(カタログ値)
    1. 射出装置に関するもの
    2. 型締装置に関するもの
    3. 成形サイクルに関するもの
    4. 金型の大きさに関すろもの
  7. 電動式射出成形機
    1. 電動式射出成形機のあらまし
    2. 射出機柵
    3. 型締機構
    4. 電動式射出成形機の特徴
    5. ハイブリッド式射出成形機
  8. 周辺機器
    1. 金型温度調節機
    2. 成形材料乾燥装置
    3. 成形品自動取出装置

第6章 射出成形用金型(1)

  1. 射出成形用金型のあらまし
    1. 良い金型とは
    2. 射出成形用金型の基本的な構造
    3. 射出成形用金型の種類
  2. 射出成形用金型から見た成形品の設計
    1. 金型のパーティングライン
    2. アンダーカツト
    3. 抜きこう配
    4. ねじ
    5. 文字、数字、記号
    6. レザー、木目模様
    7. アウトサート成形品
  3. 射出成形用金型設計の手順
    1. 取り数(キャビティ数
    2. 金型分割面の位置・形状
    3. ランナーシステムの構成
    4. アンダーカツトの処理方法
    5. 金型の温度コントロール
    6. 金型材料とその表面処理
    7. 金型部品の加工方法
  4. 金型設計と射出成型機仕様との関連
    1. 成形品の大きさと射出成形機の仕様(能力関係)
    2. 金型の大きさと射出成形機の仕様(寸法関係)
4
  1. 成形品の寸法精度と金型設計
    1. プラスチック成形品の精度とは
    2. 成形品寸法に誤差のでる理由
    3. 成形品寸法の精度と金型構造との関係
    4. 成形収縮率
    5. 成形品寸法の精度と金型の製作精度
  2. モールドベースおよび標準部品
    1. 金型部品の標準化
    2. モールドベース
    3. おも型(型板)
    4. 各種のピンおよびプッシュ
    5. サポートピラ(サポートブロック)
    6. ロケートリングおよびスプルーブッシュ
    7. 引張りリンク
    8. コイルスプリング
    9. 冷却水路用口金
  3. 金型用材料
    1. 金型用材料として一般的に必要な事項
    2. 射出成形用金型に使用される鋼材
    3. 鋼材以外の金型用材料
    4. 金型の各部分について金型材料として必要な事項

第7章 射出成形用金型(2)

  1. ランナーやゲートのつけ方
    1. ランナーシステム
    2. ランナーシステムの設計とプラスチック材料の成形特性
    3. スプルー
    4. ランナー
    5. ゲート
    6. ランナーレス金型(ホットランナー金型)
    7. コールド・スラッグウェル(材料だまり)
  2. ベントのつけ方
    1. ベンティングの必要性
    2. 金型の分割面からのベンティング
    3. キャビティ内でのベンティング
  3. 成形品の突出し方法
    1. 成形品の突出し装置として必要なことがら
    2. 成形品の突出し
    3. ランナー部分の突出し
    4. 2段突出し
    5. エジェクタプレートの早戻し装置
  4. アンダーカットの処理方法
    1. アングーカットの処理について
    2. スライドコア構造によるアンダーカツトの処理
    3. 割り型構造によるアンダーカツトの処理
    4. 成形品のねじ部の処理
  5. 金型温度の調節方法
    1. 金型の温度調節と成形能率、成形品品質などとの関係
    2. 温度調節の方法
  6. 射出成型用金型設計とCAE
    1. CAEとは
    2. 流動解析(流入解析)
    3. 冷却解析(保圧・冷却解析)
    4. 収縮・そり解析
    5. CAE解析の利用による総合的な効果
    6. CAE解析の評価

STEP1 テキストで学習!

まずは、テキストで学習をすすめていきます。本講座は1ヶ月ごとの学習範囲が決められています。その月ごとの学習範囲を終了することを目標に学習をすすめてください。月ごとの学習範囲が終了したら、STEP2へお進みください。

STEP2 レポート提出!

1ヶ月ごとの学習が終了したら、レポートにチャレンジしていただきます。レポートは月ごとの学習範囲の小テストだとお考えください。60点以上が合格で、59点以下の場合は再提出していただきます。レポートは、テキストで学習したことがきちんと身についてるか確認できるものとなっています。また、間違った箇所を中心にアドバイス等も行っています。

STEP3 復習&次の学習へ!

レポート返却後、合格点を越えていれば、次の学習範囲へ進むことができます。しかし、返却されたレポートをそのままにするのではなく、きちんと復習を行い、間違った箇所、正解したがイマイチ理解していなかった箇所を中心に復習を行ってください。復習を行って、「バッチリだ!」と感じたら、STEP1に戻って次の学習にお進みください。
また、月ごとの学習範囲は以下のようになっています。

  • 1ヶ月目 テキスト上巻(第1章から第2章、3ページから94ページ)
  • 2ヶ月目 テキスト上巻(第3章から第4章、95ページから156ページ)
  • 3ヶ月目 テキスト下巻(第5章から第6章の4、3ページ~104ページ)
  • 4ヶ月目 テキスト下巻(第6章の5から第7章、105ページから219ページ)

1ヶ月目の学習範囲⇒レポート⇒2ヶ月目の学習範囲⇒レポート⇒3ヶ月目の学習範囲・・・
という流れになります。
章ごとの詳しい学習内容は「カリキュラム」のタブでご確認ください。

講座Q&A

Q:具体的にどのようなことを学習するのですか。

本講座ではプラスチック射出成形に関係する知識を学習していきます。具体的には、化学であったり、ITであったり、射出成形用金型についてであったりと、多岐に渡って学習していきます。本講座があれば、プラスチックの射出成形に関しては、ほぼ全てを学習することができます。

Q:他のプラスチック射出成形の講座との違いは何ですか?

いくつか特徴はありますが、まず価格の安さが挙げられると思います。他の通信教育講座は、3万円近い講座が多いようですが、JTEXのプラスチック射出成形の講座は、19,950円です。一概には言えませんが、他の通信講座より1万円近く安くなっております。

安いからといって、テキストの内容が薄いということはありません。写真や図を多く使い、少しでも簡単に理解していただけるように、心がけております。