危険物取扱者

危険物取扱者とは、ガソリンスタンドや化学工場などの、危険物の取扱いがある現場において、その危険物を取扱う(立ち会う)ことができる国家資格です。設置義務があり、昇進や昇格、就職・転職でも有利に働く資格でもあります。

危険物取扱者とは?

危険物取扱者は、ガソリン・金属粉などの危険物を取扱う仕事で必要になる国家資格です。この項目では、危険物取扱者の資格概要、取得の利点などについて説明しています。

危険物取扱者 資格取得概要

危険物取扱者の気になる資格取得手順をはじめ、取得にあたっての注意点、試験方法、試験科目、受験料など、資格の取得に向けた詳しい情報を調べるならこちらから。


資格取得の概要

危険物取扱者(甲種)
更新 断りのないものは平成30年の情報
区分 国家資格
消防法【総務省】
資格の概要
  • 消防法で定められた危険物の取扱いに必要な資格で,大規模な危険物製造所等では,危険物保安監督者を定めなければなりません。
  • 甲種は,危険物保安監督者として,すべての危険物を取り扱うことができます。
受験資格 一定の学歴もしくは一定の実務経験が必要(実務経験:乙種免状所持者で危険物製造所等における実務経験が2年以上の者)
受験者数
(平成29年度)
22,504名
合格率
(平成29年度)
37.3%
試験の概要
  • 科目は次の3科目(計45問)
    (1)危険物に関する法令(15問)、(2)物理学及び化学(10問)、(3)危険物の性質並びにその火災予防及び消火方法(20問)
  • すべて五肢択一
願書提出 各都道府県により異なる
(東京:願書の受付期間は約2週間,締切日は試験の約7週間前)
試験実施 各都道府県により異なる
(東京:年に2~3回)
合格発表 東京:即日
その他:試験日の20日後以降
受験料 6,500円
特記事項
  • 火薬類取扱保安責任者等の免状により,科目の一部免除の制度があります。
  • 免状は,交付から10年ごとに写真の書換えが義務づけられています。
問合せ先 (一財)消防試験研究センター 中央試験センター
〒151-0072 東京都渋谷区幡ヶ谷1-13-20
Tel. 03-3460-7798
URL:http://www.shoubo-shiken.or.jp/
同センター各道府県支部、自治体の消防担当課、消防本部、消防署
危険物取扱者(乙種)
更新 断りのないものは平成30年の情報
区分 国家資格
消防法【総務省】
資格の概要
  • 消防法で定められた危険物の取扱いに必要な資格で,大規模な危険物製造所等では,危険物保安監督者を定めなければなりません。
  • 乙種は,危険物保安監督者として,免状に該当する危険物を取り扱うことができます。
    *第1類:酸化性固体
    *第2類:可燃性固体
    *第3類:自然発火性物質及び禁水性物質
    *第4類:引火性液体
    *第5類:自己反応性物質
    *第6類:酸化性液体
受験資格 制限なし
受験者数
(平成29年度)
計325,411名
*第1類:13,047名
*第2類:12,074名
*第3類:13,992名
*第4類:256,587名
*第5類:14,186名
*第6類:15,525名
合格率
(平成29年度)
計 41.6%
*第1類:68.4%
*第2類:70.9%
*第3類:69.2%
*第4類:34.4%
*第5類:69.4%
*第6類:63.6%
試験の概要
  • 科目は次の3科目(計35問)
    (1)危険物に関する法令(15問)、(2)基礎的な物理学及び基礎的な化学(10問)、(3)危険物の性質並びにその火災予防及び消火方法(10問)
  • すべて五肢択一
願書提出 各都道府県により異なる
(東京:願書の受付期間は約2週間,締切日は試験の約7週間前)
試験実施 各都道府県により異なる
(東京(第4類):月に2~3回)
合格発表 東京:即日
その他:試験日の20日後以降
受験料 4,500円
特記事項
  • 火薬類取扱保安責任者等の免状により,科目の一部免除の制度があります。
  • 免状は,交付から10年ごとに写真の書換えが義務づけられています。
問合せ先 (一財)消防試験研究センター 中央試験センター
〒151-0072 東京都渋谷区幡ヶ谷1-13-20
Tel. 03-3460-7798
URL:http://www.shoubo-shiken.or.jp/
同センター各道府県支部、自治体の消防担当課、消防本部、消防署

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