基礎電気数学

一般受講料:17,600円

特別受講料:15,400円

講座コードB03

受講期間3ヶ月

難易度中級レベル

電験三種の理論で扱われる数学対策の講座が登場しました!

自分の数学の知識に、自信を持てていますか?

分数や因数分解、さらにはベクトル…。数学は幅広い学問であり、学習するのがとても大変です。小学校や中学校時代に苦手意識が生まれてしまった人も多いと思います。数学は、電気・電子技術を志す方にとって、欠かすことができない学問です。苦手であっても、学習しなければなりません。

数学は、小学生で習う基礎から大学で習うような専門的なことまで、全てがつながっています。ですから、一度どこかで躓くとそれから先の数学が全くわからなくなってしまいます。躓いてしまった部分を確認し、そこから学習をしていくことが大切です。

本講座の最大の特徴は、分数などの基礎から虚数や複素数といった応用まで、幅広く学ぶことができるということです。基礎から応用へ順を追って学習できるので、無理のない学習ができると同時に、自分が躓いてしまっている箇所を見つけることもできます。

電気・電子技術を志す方が自分のペースで学べて、確実に力が付くような講座になっています。数学が苦手な方ほど、挑戦していただきたい講座です。

学習目標

  • 数学の初歩知識から復習して基礎を固め、交流回路計算ができる電気数学まで学びます。
  • 電験三種程度の電気理論で扱われる数学に関する応用問題が征服できる実力が養えます。

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教材構成

使用教材

  • テキスト1冊
  • レポート(提出回数3回)

著者

  • 小川 鉱一(東京電機大学 理工学部)

カリキュラム

No. 主な項目
1 第1章 電気数学の基礎

  1. 数の分類
  2. 分数の計算
    1. 分数
    2. 文字式の並べかた
    3. 通分
    4. 最小公倍数
    5. 最小公倍数の求め方
    6. 最大公倍数
    7. 最小公倍数と最大公倍数の応用
  3. 四則演算】
    1. 加法(和、足し算)
    2. 減法(差、引き算)
    3. 乗法(積、掛け算)
    4. 除法(商、割り算)
    5. 繁分数
  4. 整式の計算
    1. 整式について
    2. 整式の加法と減法
    3. 整数の乗法と除法
  5. 因数分解
    1. 因数分解とは
    2. 因数分解の公式
    3. 2次方程式の根と因数分解
  6. 分数式の計算
    1. 整式の最大公約数と最小公倍数
    2. 分数式の乗法と除法
    3. 分数式の加法と減法
    4. 繁分数式の計算
  7. 方程式
    1. 方程式とは
    2. 1元1次方程式の解法
    3. 2元1次連立方程式の解法
    4. 3元1次連立方程式の解法
  8. 関数とグラフ
    1. 1次関数のグラフ
    2. 2次関数のグラフ
  9. 応用問題
    1. 数値計算の注意
    2. 回路における数値計算の例
2 第2章 指数関数、対数関数、三角関数とそのグラフ

  1. 指数関数
    1. 底aが1より大きい場合の指数関数の性質
    2. 底aが1より小さい場合の指数関数の性質
    3. 底aがe(2.71828…)の場合の指数関数の性質
    4. 指数関数と電気過渡現象の例
  2. 対数関数
    1. 対数の性質
    2. 常用対数と自然対数
    3. 対数関数の応用
    4. 対数関数とそのグラフ
  3. 三角関数
    1. 三角関数とは
    2. 三角関数の角
    3. 記憶しておくと便利な角と三角関数
    4. 単位円と三角関数の値
    5. 逆三角関数
    6. 三角関数のグラフ
    7. 三角関数と正弦波交流
    8. いくつかの定理とその応用
  4. 応用問題
3 第3章 ベクトルと複素数の基礎

  1. ベクトルとは何か
    1. ベクトルとベクトル図
    2. 交流になぜベクトルが用いられるのか
    3. ベクトルの和と差
  2. 虚数と複素数
    1. 複素数
    2. 複素数の性質
    3. 複素数の加減乗除(加減法、乗法、除法)
    4. 複素数と極座標
    5. ベクトルと複素数
    6. ベクトルの位相角変更
  3. ベクトルと複素数の交流理論への応用(記号法)
    1. 交流とベクトル
    2. 記号法とは
    3. 交流回路と記号法
  4. 応用例題

講座Q&A

Q:「基礎から学ぶ電気理論」という講座との違いは何ですか。

「基礎から学ぶ電気理論」は、電気に関する学習をすすめていきます。電圧と電流、オームの法則、磁石と磁気など、電気に関連することを学習します。

一方、「基礎電気数学」は、講座名の通り、数学の学習が主となります。電気に関連する数学を学ぶため、連立方程式といった計算や、指数関数など、中学や高校の数学の復習だとお考えください。

Q:どのような人が対象の講座ですか。

本講座は、電気系の資格を取りたいが、どうしても数学が苦手だという方を対象としている講座です。特に電験三種等の資格を取りたい方で、数学が苦手で、基礎の基礎から学習したいという方にオススメできる講座です。

Q:どのような学習をしていくのですか。

具体的には、分数といった小学校で学習するものから、ベクトルなどといった高校や大学で知識を深めていくものまで、幅広く学習していきます。基礎的なことから応用的なことまで、数学に関することは多く学べます。

本講座を受講していただければ、電気に関する数学は一通り学習することができます。